フラーレン化粧品の種類と効果的な使い方
フラーレン配合化粧品で美肌になれる? 老化やアンチエイジングに効果的な使い方は? 安全性も高いフラーレン化粧品の種類と選び方、ケア方法をユーザーの口コミも交えてご紹介します。
高機能美容成分フラーレン配合化粧品の特徴
フラーレンは有用性と安全性がとても高い美容成分で、あらゆる肌タイプの方におすすめできます。なかでも効果的な使い方は、ハリが失われてシワが気になってきた年齢肌のお手入れや美白ケアです。フラーレンはアンチエイジングの最高峰とも呼ばれていて、肌老化を招く活性酸素を強力パワーで無害化します。それだけでなく、ビタミンCやアスタキサンチンなどの他の抗酸化成分を助ける相乗効果もあるため、エイジングケアなら、結局のところフラーレンを使うのが一番近道ではないかと思えるほどおすすめですよ。
フラーレンはリポフラーレンとラジカルスポンジの2種が有名ですので、それぞれの配合化粧品の特徴をご紹介します。
LF(リポフラーン)配合化粧品の特徴
LF(リポフラーレン)は油溶性フラーレンで、オイルリッチなしっとりテクスチャーが特徴の美容液、アイクリーム、オイル、クリームファンデなどの化粧品に配合されることが多いです。
おススメの肌質は、乾燥肌から超乾燥肌、敏感肌や年齢肌。保湿と保護をメインとしたお手入れでエイジングケアをしたい方、「効果が実感できそうだからコクのある使用感のほうが好き」という方にも向いています。
RS(ラジカルスポンジ)配合化粧品の特徴
RS(ラジカルスポンジ)は水溶性フラーレンで、トロミのあるみずみずしいテクスチャーが特徴の化粧水、乳液、ミスト、オールインワンジェル化粧品などに配合されることが多いです。
おススメの肌質は、乾燥肌からオイリー肌、混合肌や敏感肌、年齢肌。保湿をメインとしたお手入れで美肌の基礎をしっかり作りたい方、「効果は欲しいけど使用感はやや軽めのほうが好き」という方に向いています。
ダブルフラーレン配合化粧品の特徴
LFとRSを同時配合したダブルフラーレン化粧品は、油溶性・水溶性フラーレンが一緒に作用することによる効果アップが期待できます。肌自身が本来持っている保湿力やバリア機能を効果的に呼び覚ましてくれるので、「このごろ肌荒れ気味で、シミやシワも気になる」という方におすすめです。みずみずしいジェルからコクのあるクリームまで、さまざまなタイプの化粧品に配合されています。
モイストフラーレン配合化粧品の特徴(リポソームフラーレン)
フラーレン化粧品原料の中でもっと高機能であり(原料単価高価)とも言われるモイストフラーレン🄬は保湿にも優れた浸透型フラーレン原料です。リポソーム化し各層へしっかり浸透、肌の保湿因子であるNMF(遊離アミノ酸)が増加します。バリア機能を壊した肌にモイストフラーレンを塗布することで、保湿に大切なバリア機能が2日間で有意に改善され、4日には角質層の水分量があがることも確認されています。100%植物由来「モイストフラーレン®N」というのもポイントです。
モイストフラーレン×レチノールクリーム(レチノールをカプセルに包み込むことで穏やかに働きかけます。)
モイストフラーレン×ビタミンC誘導体VCIPアイクリーム(VCIPをカプセルに包み込みフラーレンとの相乗効果でお目元悩みに働きかけます。)
フラーレン配合化粧品の購入を検討するときは、必ず全成分表示を見て「フラーレン」と書かれているかどうか確かめましょう。フラーレンの種類と濃度までは書かれていないため、フラーレンマークもチェックしてみてください。フラーレンを規定値以上(1%以上)配合したフラーレン化粧品のほとんどに、LF、RS、ダブルフラーレンなどのマークが付けられています。フラーレンは1%も入っていれば十分に有用なので(高配合しても単価が高くなるだけで効果に違いはございません。)、少量配合でも美肌作用が期待できますよ。
フラーレン化粧品、選び方のポイント
フラーレン化粧品の選び方で大事なポイントが2つあります。1つは、1回のスキンケアで油溶性(LF)・水溶性(RS)フラーレンの両方を肌に取り入れること。もう1つはフラーレンとの相乗効果を狙える抗酸化系の美容成分「ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、コエンザイムQ10、アスタキサンチンなど」を一緒に配合した化粧品を選ぶことです。フラーレン原液(単体配合)などはお勧めいたしません。
肌の構造とダブルフラーレンがおすすめの理由
健康な美肌であれば、肌が本来持っているバリア機能が、外的刺激や水分蒸発から肌を守ってくれます。このバリア機能が正常に働くときは、表皮の角層細胞(タンパク質)と、それを支えているラメラ構造(油分と水分で構成される)が整っているので、肌もツヤツヤのうるおい感や透明感で満たされています。しかし紫外線などが原因で発生する活性酸素は、ラメラ構造の油分・水分の両方に発生して細胞の配列を乱してしまうので、放っておくとバリア機能も保湿力も低下しがちな状態となってしまいます。
ラメラ構造を効率的に整えるためには油に溶けやすい・水に溶けやすい両方のフラーレンを肌に補うと良いのです。そのため、ダブルフラーレンはとてもおすすめですし、水溶性フラーレン化粧水を使ったあとは油溶性フラーレンのクリームを使うというふうに、ライン使いをすることが効果アップの秘訣となります。
また、フラーレンは活性酸素を無害化することで、肌が乾燥してシワができるのも抑制します。ちりめんジワはもちろん、年齢を重ねるほど悩みが大きくなるほうれい線にも効力ありです。この働きは油溶性・水溶性どちらのフラーレンにも備わっていますが、活性酸素にも油系・水系のものがあるので、スキンケアには両方のフラーレンを必ず取り入れましょう。
フラーレンがアシスト!効果アップが期待できる美容成分とは?
フラーレンは、他の抗酸化成分の抗酸化作用や浸透を助けます。そのためビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、コエンザムQ10、アスタキサンチンなどの抗酸化成分を一緒に配合したフラーレン化粧品は、エイジング肌に嬉しい相乗効果が期待できます。
ビタミンC(ビタミンC誘導体)
ビタミンC誘導体は、フラーレン化粧品には必ず入っていて欲しい抗酸化成分です。ビタミンC誘導体はビタミンCを肌に浸透しやすく改良したものですが、せっかく肌に届いたビタミンCの一部は活性酸素を消去する代わりに自身も酸化して消えてしまいます。しかしフラーレンを同時配合すると、ビタミンCが酸化して減ってしまう前に活性酸素を消去することができます(このメカニズムはビタミンE誘導体についても同じです)。
出典: 1)Ito et al:Toxicology, 267(1-3)27-28(2010)より引用(ビタミンC60バイオリサーチ(株)提供資料の記述より)
上図は、フラーレンを同時配合したときのほうが効果的に活性酸素の発生が抑制されたことを示しています。その結果、真皮層まで届くビタミンC量が増えるので、コラーゲン産生を促すことができることも確認できました。
出典:ビタミンC60バイオリサーチ(株)提供資料より
コラーゲンが増えると真皮層のヒアルロン酸も充実して、肌のふっくらとしたハリ感がアップします。そしてビタミンCがメラニン生成を抑制してシミや色素沈着を薄くする美白や、肌細胞のアンチエイジング作用、毛穴の引き締め、皮脂の過剰分泌を抑えることなども併せて期待できます。
アスタキサンチン・コエンザイムQ10
紫外線に強いフラーレンは、他の美容成分が紫外線によって壊れて、抗酸化作用を失ってしまうのを防ぎます。下図のように、アスタキサンチンやコエンザイムQ10と一緒に配合した場合、フラーレンの成分安定化作用によって各成分の紫外線による退色・光分解を抑制できることが確認されています。
出典:ビタミンC60バイオリサーチ(株)提供資料より
おすすめスキンケア方法をご紹介!
フラーレン化粧品で朝・日中・夜のスキンケアをしっかりと行うことで、肌本来のバリア機能を取り戻し、肌の調子を上向きにしましょう。続けることで肌の状態が安定するので、毛穴・シミ・シワの目立つエイジング肌もお手入れの成果を実感しやすくなることでしょう。毎日の美肌作りに役立つ、おすすめのスキンケア方法をご紹介します。
朝のスキンケアおすすめ・使い方
寝ている間の汗や皮脂などを洗顔できちんと落としてから、お手入れを始めましょう。
- 洗顔後のブースターとして、ピールローションをコットンに含ませ、肌の角質を優しく拭き取ります。その後のフラーレン化粧品の浸透力をアップします。
- フラーレンミスト(水溶性のRS配合)を肌に吹き付けて馴染ませ、ビタミンC誘導体をはじめ贅沢なビタミンカクテルを浸透させます。
- フラーレン美容液(水溶性のRS配合)で、うるおいをさらに高め、目立ち毛穴やくすみ肌をケアします。
- WFモイストUVクリーム(水溶性RS・油溶性LFのダブルフラーレン)でしっかりと日焼け止めを(ファンデーションを兼ねたフラーレンCCモイストクリーム(LF配合)もございます)。
以上のように、一度のお手入れでRSフラーレンとLFリポフラーレンの両方を肌に取り入れることがポイントです
商品口コミ
ピールローションつるつる陶器肌滑らか肌!角質ケア ピールローション100m
¥4,320 (税込)
・「私の場合、朝時間のある時は、コットンにピールローションを少し多めに含ませ、両頬、顎周り、額にコットンを貼り付け3分くらいパック。パックをした方が肌もモッチリして、潤いを感じ、その後の化粧ノリも良い気がします。」
・「はじめは刺激があるのかな?と思っていたピールローションも刺激がなさ過ぎて一瞬拍子抜けしたほど…」
フラーレン高配合フラーレンナノミスト ビタミンC誘導体APPS+E(TPNa)30ml
¥4,320 (税込)
・「両頬、鼻から上、鼻から下と、だいたい4回プッシュします。1回の噴射でしっかり量が出るので使いやすいです。」
・「ピールローションのお陰もあり、その後肌に吸い込まれていくのが良く分ります。凄くハリがあって弾力が出るので気に入っています。」
フラーレン増量!超濃厚フラーレン美容液ビタミンC誘導体APPS+E(TPNa)50ml
¥8,640 (税込)
・「ミストの後に使用する事により、より毛穴や肌が引き締る感じがします。」
・「肌に艶も出てくすみがなくなるのも嬉しいです。ずっと使用を続けていると、肌の色もワントーン明るくなったような気がします。」
フラーレン日焼け止めナノモイストUV Wフラーレン規定値以上高配合・水溶性・油溶性『ダブルフラーレンモイストUVミルク』30g
¥6,804 (税込)
・「下地クリームや日焼け止めクリームとして使用できるので本当に優れたアイテムです。」
・「このUVクリームを塗る事によって、ファンデーションがピタっと肌に張り付くので長時間経っても化粧が崩れにくくなったような気がします。1度使用すると止められません。」
日中スキンケアのおすすめ
フラーレンミストは規定値以上のRS(ラジカルスポンジ)とビタミンC誘導体をはじめとする抗酸化成分を贅沢配合。紫外線で活性酸素が増え続ける日中も抗酸化対策ができて、いつでもどこでも使えるミストだから、1日中うるおいが続く美肌を目指せます。お化粧の上からシュッと吹き付けることも可能で、お化粧直し(顔全体に吹き付けて軽くティッシュで押さえた後、ファンデーションを薄く付け直す)にもおすすめです。
商品口コミ
フラーレン高配合フラーレンナノミスト ビタミンC誘導体APPS+E(TPNa)30ml
¥4,320 (税込)
・「お昼頃から夕方に掛けては、肌が乾燥してきたりするので、お化粧をして
いる上からサッとフラーレンミストを使用したりして、再度肌に潤いを与えます。」
・「このフラーレンミストですが、サイズも大きくないのでポーチなどに入れても気軽に持ち歩けるので気に入っています。」
夜のスキンケアおすすめ・使い方
夜は日中のメイクやホコリ、汗や皮脂などをクレンジングでしっかり落としてから、お手入れを始めましょう。
- 洗顔後のブースターとして、ピールローションをコットンに含ませ、肌の角質を優しく拭き取ります。その後のフラーレン化粧品の浸透力をアップします。
- フラーレンミスト(水溶性のRS配合)を肌に吹き付けて馴染ませ、ビタミンC誘導体をはじめ贅沢なビタミンカクテルを浸透させます。ひと手間で、翌朝のハリが違ってきます。
- フラーレン美容液(水溶性のRS配合)で、うるおいをさらに高め、目立ち毛穴やくすみ肌をケアします。朝よりもやや多めの量でしっかり保湿を。
- 夜はLF7フラーレンセラム(油溶性のLF配合)の美容液オイルで最後のうるおい補給とパックをします(さらにスペシャルケアとしてアイクリーム(LF配合)を加えても良いですね)
以上のように、一度のお手入れでRSフラーレンとLFリポフラーレンの両方を肌に取り入れることがポイントです
商品口コミ
ピールローションつるつる陶器肌滑らか肌!角質ケア ピールローション100m
¥4,320 (税込)
・「ピールローションは朝、夜使用する時もあれば、朝だけの時もあります。肌の状態をみて、生理前などで肌が荒れている時などは使用しない事もあります。やはり使用した方が美容液の浸透も良いですし、潤いが長く続くような気がします。」
フラーレン高配合フラーレンナノミスト ビタミンC誘導体APPS+E(TPNa)30ml
¥4,320 (税込)
・「朝よりも少し多めに使います。このミストを使用するのと、しないのでは、朝起きた時の肌のハリが全然違います。毎日の必需品で欠かす事ができません。」
フラーレン増量!超濃厚フラーレン美容液ビタミンC誘導体APPS+E(TPNa)50ml
¥8,640 (税込)
・「寝ている時にお肌が乾燥してしまうと、朝起きた時の肌がカサついていて化粧ノリも悪くなってしまう。この美容液のお陰で、すごく朝の化粧ノリが良くなり、お化粧する時間が短くなった気がします。」
フラーレン増量!超濃厚フラーレン美容液ビタミンC誘導体APPS+E(TPNa)50ml
¥4,320 (税込)
・「今はリポフラレーンオイルをピールローションの後に毎晩使っているのですが、べたつかず、オイルなのにスーと肌に入って潤っていて、とても気に入っています。
・「リポフラーレンオイルの効果にはかなり驚くとともに嬉しさがありました。 」
フラーレン化粧品を効果的に使ってもっとキレイを目指しましょう!
フラーレン配合化粧品の効果的な使い方は抑えられましたか? 1回のお手入れで油溶性フラーレンLFと水溶性フラーレンRSの化粧品を両方使うことが、最大のポイントです! ダブルフラーレンの単品使いも良いのですが、やはりピールローション、化粧水、美容液、ジェル、日焼け止めなどをセット使用したほうがより良い結果が期待できるでしょう。「美容液や高機能クリームまでは手が出ないなぁ」という方は、紫外線が気になる夏限定で取り入れる、目元・口元のスペシャルケアとして使う、というのもおすすめです。新原料のモイストフラーレンのクリームもございますので合わせてご使用になられることもおススメします。
また、朝・日中・夜のお手入れを続けることで、乱れた肌のキメやバリア機能が戻ってきて、シミやシワを目立たなくするといったエイジングケアの成果も実感しやすくなるはずです。フラーレン化粧品は何歳から始めても決して遅くはありませんので、ぜひお手に取っていただければと思います。
取材協力・画像/データ提供 |
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[ビタミンC60バイオリサーチ株式会社] Vitamin C60 BioResearch Corporation フラーレンを化粧品原料として製造販売する世界で唯一のメーカー。三菱商事の子会社として2003年に設立。 |