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フラーレンとappsの違いとは
老化の原因ともいわれている活性酸素は、近年美容業界でも注目されています。
活性酸素を無毒化するための方法として、水素を使用する以外に、抗酸化力のある化粧品を使用するという手段があります。
抗酸化力の強い成分として近年注目されているのが、フラーレンとappsですが、この二つは似ているようで異なる点もあります。
フラーレンは比較的新しく発見された成分で、炭素のみから構成されている物質です。
抗酸化力が非常に高く、ビタミンCの172倍の力を持っているといわれています。
一方、appsはパルチミン酸アスコルビルリン酸という成分で、ビタミンC誘導体のひとつです。
こちらは体内の酵素の働きによってビタミンCに変化する働きを持っており、壊れやすいビタミンCを確実に体内に取り入れることができるというメリットがあります。
この二つを比べてみると、抗酸化力に関しては、appsがビタミンCとほぼ変わらないのに対し、フラーレンの方が圧倒的に優れています。
一方で、肌への浸透という観点から見ると、フラーレンがビタミンCの100倍程度の浸透率なのに対し、appsは1万倍といわれています。
そのため、肌の奥まで抗酸化力の高い成分を届けるためには、appsの力も必要になります。
また、この二つはお互いの効果を高めあう特徴を持っています。
フラーレンはappsが体内で活性酸素と結びついたとき、ビタミンCを供給する力が不安定になってしまうというデメリットを、高い持続性と長時間の活性酸素を吸着する力により、安定して供給させるように手助けします。
一方で、フラーレンにはない美白効果や毛穴の引き締め効果を持つビタミンCを、appsがどんどん作り出していきますので、老化の防止、活性酸素の無毒化だけではなく、美肌効果を高めることにつながります。
このように、フラーレンとappsはそれぞれに異なる役割を持っており、両者を同時に使用することで、体内で安定して活性酸素の除去やビタミンCの供給が行えるようになります。
そのため、どちらかを選ぶというのではなく、両方の成分を配合した化粧品も多く出回るようになっており、実際にかなりの効果が見られています。
抗酸化力の高いスキンケア商品の使用を検討しているときには、この二つの成分を配合している商品を積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
アンチエイジングだけでなく、美白、美肌など、様々な効果が期待できます。